独自のDS判定から馬券になる好判定馬を導く

DS判定分析とは

DS判定分析とは

各出走馬を独自のD判定とS判定を用いて数値化。その値が高い出走馬ほど、レース内での有力馬であることを表します。

またD判定値とS判定値を合わせた総合判定値に予想オッズを乗ずることにより、期待値を算出。期待値が一定の水準をクリアした出走馬が、そのレースで馬券を購入するのに適した『好判定馬』となります。


分析過程

最初にD判定を用いて各出走馬を分析し判定値を算出。そしてその分析の結果、一定の基準をクリアした馬、もしくは上位数頭をS判定にかけ、最終的な総合判定値を決定します。ただし、重賞レースは全馬S判定にかけます。


判定値の見方

算出したDS判定値を基に、レース内でどのくらい有力であるのか、その度合いを判断します。目安となるラインは以下の通りです。

  • 高判定値のライン⇒D判定値28P。S判定値56P。総合判定値84P。この値を超えると、レース内で抜けた有力馬であることを表す。
  • 標準判定値のライン⇒D判定値24P。S判定値48P。総合判定値72P。この値を超えると、レース内で有力であることを表す。
  • 標準判定値のライン以下⇒レース内での有力馬の一頭な程度。

このラインと好判定馬の判定値と比較し、判定値がラインより高ければ高いほど、1着候補として有力な好判定馬となります。この作業によって、人気馬が人気通りの信頼感があるのか、また、人気がない馬でも馬券に絡む可能性が高いのはどの馬かを読み取ることができます。

当然、総合判定値がより上位の馬が有力になりますが、特にS判定値に注目。この値が高判定値のライン付近の好判定馬はかなりの確率で馬券に絡んできます。

また人気馬でD判定値が低い馬は危険な人気馬となりますが、人気薄の馬の場合はそれほど気にすることはありません。S判定値が高ければ魅力的な穴馬となります。


用語解説

  • 『D判定値』・・・Dは「data」。出走馬を客観的にデータ面から分析する。独自に作成した高確率で馬券に絡む条件を項目別に分類。その項目ごとにポイントを機械的に積み上げていく。絶対的な数値。この数値が低い1番人気は危険な人気馬となる。満点は35P。

  • 『S判定値』・・・Sは「situation」。可能な限りの全ての材料を用いて行う総合的な分析。その中でも特に重要視しているのは過去のレース内容。出走馬一頭ごとに、過去のレース内容を分析しデータベースを作成。それを基に今回出走する条件・相手関係等、その出走馬が置かれた状況から総合的に判定値を導く。この作業から、最も1着に近い馬の判定値を決定し、それを基準に他の馬の位置づけを決定していく。相対的な数値。満点は65P。

  • 『総合判定値』・・・D判定値とS判定値を足したもの。満点は100P。

  • 『期待値』・・・DS総合判定値に予想オッズを乗じた値。配当面での妙味があるかどうかを表す。DS総合判定値が高くても、期待値がそれほど高くない場合は、馬券収支面から見て、あまり相応しくない判定馬となる。

  • 『好判定馬』・・・DS総合判定値と期待値から判断して、そのレース内において最も能力的・配当的に好判定である一頭。実際に馬券を購入する際の軸となる。

  • 『高判定馬』・・・単純にD判定値・S判定値、あるいは総合判定値の高い馬。配当面は考慮しない。

  • 『特注好判定馬』・・・好判定馬のなかでも、特に総合判定値が高く(高判定馬)、尚かつその判定値に見合う期待値もある判定馬。高判定となる値のラインは、D判定値が28P、S判定値が56Pかつ総合判定値が84P以上が基本となる。メルマガ第1期〜3期で用いた勝負レース馬と同義。

好判定馬活用方法

基本的にD・S判定値及び総合判定値に定めているラインを目安に好判定馬の信頼度を確認。
数値がラインより高ければ、軸として信頼のある好判定馬となります。ただし、単純に判定値だけを見て、好判定馬の馬券を全部購入しても、馬券収支がプラスになる訳ではありません。
以下で簡単に説明します。


DS判定値の見方(判定値上位馬を掲載する重賞レースについて)

基本的に最初はS判定値を確認します。S判定値はあらゆる要素を加えた総合的な分析です。簡単に言ってしまえば、S判定値の「順位が着順」を、「数値差が着差」を、「数字の大きさが1着への信頼度」をイメージするものと考えてください。

次にD判定値を確認します。ここで確認することは2点です。1つ目は1番人気が信頼できるかどうか。上位5位以内に入っていない、あるいは入っていても標準判定値のラインを下回っている場合はかなりの確率で危険な1番人気馬となります。逆にD判定値が1位の1番人気馬は勝率・連対率ともに安定しています。

2つ目は人気薄の穴馬はどれか。D判定値には過去人気薄でも上位に好走したデータも入っているため、人気が下位の割に上位にランクインしている馬には注意が必要です。

最後にD判定値とS判定値両方が上位にランクインしている馬を確認します。これも過去好走しているケースが多くなっています。


『好判定馬』とは、どういった出走馬か

これまでの説明からお分かりいただけるように、DS判定分析とは「好判定馬を見つけ出すための作業」です。ではその「好判定馬」とはどういった出走馬でしょうか。

分かりやすく簡潔に言ってしまうと、好判定馬とは「ずっと馬券と買い続けて、回収率が100%を超える馬」、即ち「期待値が著しく高い馬」というものです。

少し話を単純化して、具体的に説明します。

「期待値」とはDS総合判定値に予想オッズを乗じた値である、と用語解説に記載してあります。そしてDS総合判定値が高いほど馬券に絡む確率が高いことを示します。つまり、ある判定値の出走馬が馬券に絡む確率が70%(同条件で10回走ったら7回は3着以内に入る馬)で複勝オッズが1.3倍である場合Aと、1.6倍である場合Bを比較すると、

  • A 70%×1.3=0.91⇒好判定馬とはならない
  • B 70%×1.6=1.12⇒好判定馬となる
  • 出走馬をDS判定値を用いて『数値化する』理由

    当サイトでは、DS判定値を用いて出走馬を数値化していますが、もちろん全てのレースでその数値の通りに勝ち馬や着順が決まるわけではありません。では、どうしてわざわざ数値化するのでしょうか。

    皆さんも、出馬表を見て、あるいはその前から、「このレースはこの馬が勝ちそうだ」、「3着以内は堅そうだ」、というように、軸馬や着順をイメージすることがあると思います。

    もちろんそのまま馬券を購入しても的中することもありますが、「なんとなく」馬券を買うことに不安を感じることもあると思います。そんな時に、漠然とイメージした予想と、客観的に数値化したDS判定値の判定結果を比較することで、もしお互いが一致すれば有力馬としての裏付けがとれ、安心して馬券を購入することができ、また、判定が低く不安を感じるものであれば購入を見送ることもできます。

    このようにDS判定値を用いることにより、安心して軸馬(相手)にしたり、場合によっては大きく勝負することもできます。要はDS判定値というのは、値の大きさによって、大きく勝負するか、または少額で楽しむ程度にするか(あるいは見送るか)といった判断材料といえる存在です。

    次に具体的な馬券購入例をいくつかご紹介します。参考にしてください。


    馬券の基本は単複

    基本的に1レースにつき1頭の好判定馬を紹介しているので、馬券は当然単複が中心となります。

    メルマガ第1期〜第3期では、月に数回の勝負レース馬(現在の特注好判定馬)のみを複勝で購入し、月に10万の利益を出すことを目指してやっていました。しかし、回収率がメルマガ第1期では154%を記録したものの、第2期では96%、第3期では99%に止まったこと、またそれに伴い当方や購読者の方の精神的負担や金銭的負担が大きくなったことから、現在はこの方法は積極的にはお奨めしていません。

    ですが、現在でも馬券で勝つにはこの方法が最善であると思っていますし、今後も個人的はこうした買い方が中心になると思います。勝負レースが現れるまで、しっかり我慢できるかがポイントになります。予算に余裕のある方は検討してみてください。


    ≪2011年10月1日 阪神11R 11番 フサイチセブン  DS総合判定値34(D12、S22)≫
     (※数字は改定前当時のものです。2.5をかけるとおおよそ現在の数値になります)

    購入  複勝11番 100,000
    配当  複勝180円
    払戻し  100,000×1.8=180,000円



    ≪2011年10月10日 東京8R 2番 オーブルチェフ  DS総合判定値34(D11、S23)≫

    購入  複勝2番 100,000
    配当  複勝140円
    払戻し  100,000×1.4=140,000円

    ☆月間収支 80,000+40,000=120,000  月の目標達成により利益確定。勝ち逃げ。



    また惜しくも特注好判定馬(勝負レース)に該当しなかった好判定馬でも、S判定値が高く、配当的にも妙味がある場合は勝負してみるのも手です。

    ≪2011年5月28日 京都9R 2番 メガロスバンダム  DS総合判定値33(D11、S22)≫

    購入  複勝2番 100,000
    配当  複勝400円
    払戻し  100,000×4.0=400,000円



    もっと少額で馬券購入を楽しみたい、という方は金額を抑え、単複で購入されることをお奨めします。
    その場合の基本的な購入割合は以下の通りです。

    • 単勝オッズが1倍台の場合⇒見送り
    • 単勝オッズが2倍台から3倍台前半の場合⇒単勝のみ
    • 単勝オッズが3倍台後半から5倍台の場合⇒単勝1:複勝1
    • 単勝オッズが6倍台以上の場合⇒単勝1:複勝2、または複勝のみ

    上記の数値はあくまで目安のもの。オッズが高くても、判定値が高ければ、単勝に比重を置いた購入もお奨めです。


    三連複フォーメーション

    単複以外で唯一お奨めするのが、三連複フォーメーションでの買い方。場合によっては、非常に高い回収率をもたらすことがあります。好判定馬を単複で購入するには、オッズがやや物足りない。また、判定値がやや低いといった時にお奨めです。

    具体的な買い目は、まず1頭目に好判定馬を選択。2頭目に相手を2頭(自信のある時は1頭、あるいは絞れない時は3頭)。3頭目は全通りを選択。相手を2頭にした場合の買い目は、16頭出走の時で27通りになります。

    また、三連複フォーメーションで購入する場合は、以下の条件の時がお奨め。

    • 軸にする好判定馬が1番人気ではない。
    • 1番人気のオッズが1倍台ではない。
    • 1番人気馬に不安要素が多い。

    具体的に2011年8月28日第47回新潟記念を例に挙げて説明します(※DS判定値は改定前当時のものです)。
    このレースの好判定馬はセイクリッドバレー。しかし、その判定値はD判定が7P、S判定が20Pで総合判定値が27Pと単複で購入するには、やや物足りない数値。また単勝オッズも5.6倍と期待値を判断するとあまり妙味はなし。
    ただこのレースは戦前から荒れる要素十分で、1番人気馬の信頼度も低め。そこでここでは三連複フォーメーションの方に妙味があると判断。
    結果は好判定馬がなんとか3着を確保。相手にした1頭のナリタクリスタルが1着に入り、1番人気のタッチミーノットは4着。また2着に9番人気のサンライズベガが飛び込み、回収率は811%と、複勝馬券に比べ十分な回収となりました。

    購入  三連複F17×200=3,400円
    配当  三連複13,790円
    払戻し  200×137.9=27,580円


    次に、あまりお奨めはできませんが、好判定馬が一番人気の場合、あるいは好判定馬以外の馬で、単勝が1倍台のような圧倒的人気の馬がいる場合の購入例も簡単に挙げておきます。

    • 軸は好判定馬。
    • 相手は一頭(好判定馬以外で、単勝1倍台の馬がいるときはその馬一頭)に絞る。
    • 3頭目を選ぶ際に、単勝オッズが100倍を超えるような下位人気の馬は消す。

    上記のような書い方で、回収率200%〜400%程度の馬券が見込めると思います。ただし、的中率の割に、配当がやや低めだと思いますので、どうしても馬券を購入したい場合や、かなり自信がある絞ったレースでのみ実行されるのが良いかと思います。


    ≪2頭目の「相手」を選ぶ際のポイント≫

    DS判定値から「相手」を選び出す方法について紹介します。尚、これはDS判定値から選び出す方法ですので、判定値上位馬を掲載しているレースのみでの方法になります。

    • 優先1 S判定値上位馬
    • 優先2 D判定値・S判定値がともに上位にランクインしている馬
    • 優先3 D判定値1位馬

    最も優先順位が高いのは、やはりS判定値上位馬となります。通常S判定値1位の馬が「好判定馬」になることが多いので、2位または3位の馬が該当することになると思います。また人気に比べ数値順位が上位に進出している馬も配当的に魅力的な相手となります。その後はやはりD・S判定値が両方上位にランクインしている馬。最後にD判定値1位馬の順になります。


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レース当日12:00までには配信します。場合によっては、前日に配信することもあります。

配信内容


  • 『特注好判定馬』
    該当馬がいた場合のみ配信します。
    また複勝の適正オッズも合わせて記載します。レース直前のオッズで適正オッズに満たなくなってしまった場合は、あまり複勝で購入する価値はない特注好判定ということになります。
    これまでのデータからは出現回数は月に4レース前後です。メルマガ第1期〜3期までの勝負レース馬のことです。

  • 『好判定馬』
    その日行われる全開催の8〜12Rの中から、判定値の上位4レース程度を紹介します(好判定馬の有無によって提供レース数は多少異なる場合があります)。

  • 『重賞レースの好判定馬』
    重賞レースに関しては、判定値や期待値が低いために好判定馬とならなかったものについても、全レース必ず一頭紹介します。この場合は参考程度にしてください

  • 『重賞レースのDS判定値』
    重賞レースのD判定値・S判定値・総合判定値の上位5位までを紹介します。単複以外の馬券を検討される際の参考にしてください。

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